えらいことになっている自己推薦書ーその2

まず、どうするもこうするもわからないものはわからない。
からの~模試と講習で予習復習で時間も限られている。

YouTubeで情報集めてはみたものの、ブツ切れの情報はあんまり役に立たない

・本を読んで消化して...には遅すぎ

・塾には通っていないので学校の先生頼みだったのですが、頼りないことこの上なし。

自己推薦書の出来一つで『試験さえ受けさせてもらえない』ことを知ってしまった以上、ここはね、もう課金です。

 

どこに課金するのか

スポット課金先として私が選んだのは「専門の講師」

自己推薦(大学・大学院・就職)のサポート経験のあるオンライン講師。

2週間しかないこと、書いてはみたものの学校の先生からダメ出しされていること、北大フロンティアtypeⅡ工学部であることを伝えて、即刻作成開始です。

 

最初にしたこと

エピソード集めです。本人に記憶が薄いものもあるからと母が掘り起こしました。

北海道大学とアドミッションポリシーにちょっとでも関連したエピソードをさかのぼること小学3年生!から。

 

成長物語に親の私は感無量ですが、見事に輝かしいエピソードはなし笑

リーダーシップやコミュニケーションに長け、努力が誰の目にも認められるような形になったものが皆無。

THE凡庸

母探偵がいくら記憶をたどってもコレと言ってなにもないのですよ。

 

唯一の自慢は「皆勤」

ところがこの部分はあまり評価されないようです。
個人的には、健康体が一番の価値のような気がしますが...弱いとのこと。

 

危ない!皆勤で押し切るところだった!

 

指導について思うこと

詰みかけ親子の頭にはない新たな価値観を、本人と講師の二人三脚で落とし込んでいくのですが、特徴的なのはヒントなしというところだと思います。

あたりまえだけど自分で書かないといけないわけですから、掘り下げも語彙も本人のものだけを使って、構成と文字になっていないけどそこにある目的を理解させながら進めるというものでした。

じっとそばで見ていたわけではないので、漏れ聞こえるzoomの声と10回近く書き直した工程からの推測ですが。

一次が通って面接に臨むことをゴールとしたロードマップは、さすが専門の講師。

これ、時間あっても無理だったわ。

 

いざ完成

 

学校事情で予想より3日早い提出が必要だったというプチトラブルで、私が完成品を見たのは提出後。

ウン、そうか、いいんだね?これでいいんだね?
粉飾なしの凡庸な少年のストーリーでいいんだね?

 

さぁ、突破できるのか撃沈か。

 

今更ながら自己推薦の負担について

可能性が増えるんだからとか、ワンチャンあるかも~と思って自己推薦を選択しましたが、思いのほか本人の負担は大きかった。

文章を書くのがあまり得意でない理系民にとっては、自己推薦書は茨の道かもしれません。

でも、自己紹介だって英作文だってレポートだって論文だって避けては通れない道だから、今回の挑戦は学びの一つだと思っています。

 

負担は軽くないけど、結果を「合格」ではなく「文章の組み立てロジックを学ぶ」に焦点を置いた考え方で挑戦するならマイナスはないのです。

点数や%にこだわって戦略と称する顔のない受験に陥りやすいところを、我が子の経験が増えた♪と思うことは、飛行機に乗ってUSJに遊びに行ってついでに大阪城にも連れて行った、と変わらない「体験」なのかなと。

 

わかりにくいね笑

私にとって大学受験は体験や思い出作りと同列なのですよ。

母が(親が)してあげられることってそれ以上ないんじゃない?